令和3年度 山形県南陽おいしいお米の会さんの田んぼ

先日、提携先の様子と新米の販売開始時期をまとめた形でご報告しましたが、収穫前の田んぼの様子を連絡いただいていますので、各農家さんの写真と共に改めて共有しておきます。

南陽おいしいお米の会さんのコメント

低温と言われていますが、南陽は盆地に位置していて昼の温度はそこそこあるので、平年並みの作柄が予想されています。
但し、積算温度が足りない分、刈取りが多少遅れるかもしれません。

新米の販売開始は 10/21 を予定しています。

令和3年度 新潟県新潟市・丸山和政さんの田んぼ

先日、提携先の様子と新米の販売開始時期をまとめた形でご報告しましたが、収穫前の田んぼの様子を連絡いただいていますので、各農家さんの写真と共に改めて共有しておきます。

丸山さんコメント

低温が心配されていますが、こちらは涼しいという位の感じで特に問題は無く、作柄は平年並みと見ています。

丸山さんの田んぼを撮ると、いつもこの様に赤くなります。

新米の販売開始は 10/16(土)になります。

令和3年度 福島県・あいづ農園さんの田んぼ

先日、提携先の様子と新米の販売開始時期をまとめた形でご報告しましたが、収穫前の田んぼの様子を連絡いただいていますので、各農家さんの写真と共に改めて共有しておきます。

あいづ農園さんのコメント

8月中旬の1週間、そして9月に入っての1週間において長雨・低温が続きましたが、今までの生育の様子から、それ程の心配は無いように思われる。
 けれど、登熟期に入った今、このまま低温が続くと青未熟米の発生が懸念され、刈取りが遅れます。
 最終的には収穫して見ないと分からないと言うのが正直な所であります。

新米の販売開始は 10/15頃 を予定しています。

富山県・林幸治さんの「富富富」の取り扱いを開始しました

富山県・林幸治さん
富山県・林幸治さん

富山県黒部市の林幸治さん

今年より富山県の林幸治さんより、富山県が15年の歳月をかけて開発した温暖化に対応した新しい品種「富富富」(ふふふ と読みます)を取り扱わせていただく事になりました。
新しい品種で取扱量が少ない為、今年度は 5kgで100袋弱 の限定での取り扱いとなります。

購入は 店頭 もしくは ネット販売 にて対応しています。

ぜひお試しください

令和3年 千葉県印旛郡・杉田和司さんの田んぼ

令和3年度 一番乗りの新米として9/24より取り扱いを開始しました。
先日、新米を引き取りに行った時の杉田さんと田んぼの様子を写真に収めてきました。
・・・が、稲刈りした後だったので、こんな写真になってしまいました。

杉田さんご本人

杉田さんのコメント

今年は大きな天候の影響もなく順調に生育したので、作柄は “平年作” の見込みです。

新米の販売開始は 9/24 より開始しています。

戸辺米穀店のお米はなぜ高いのか?

当店で取り扱っているお米は、スーパーやコンビニで売っているお米よりも高いです。
これは私がお店を継いだ頃から変わらず、これが理由で離れてしまうお客様も少なくはありません。
だからと言って、当店が過剰にお金儲けをしている訳ではないので、今日はその理由についてお話しさせて下さい。

お米の価格の話をする前に、”提携米” の理由から。

 当店では、特定の農家さんから直接お米を購入する ”提携米” にて商品をご案内しています。
提携米で取り扱うには2つの理由があります。

  1. 「作る人が分かり、その家族も食べてるお米を年間契約する」であり、
     安全・安心なお米を提供すること
  2. 農家さんが生活できる価格でお米を買い支えること
    = 「再生産可能な価格」で 農と食を支える応援団 となること
    = 安定生産・安定供給が図れることに繋がる

この再生産可能な価格というのが、当店のお米の価格が高い1番の理由になっています。

当店の価格の決め方

当店の価格の決め方は、市場原理に任せて相場のように変動する価格の決め方ではなく、農家さんの暮らしが成り立ち、来年も再来年も作り続けられ頑張ることが出来る価格、つまり 前述の『再生産可能な価格』 が最良の方法であることを確認し合い農家さんと話し合って決めてきました。
それを初めて提案した1996年から模索し続け、約18年の歳月を経た2014年を境に双方合意のもとで再生産可能な価格が決まり固定されました。 その価格はJA(農協)や集荷業者が買い取る価格よりも高くなります。
逆を言うと、市場原理で決まっている価格は「農家の生産費を無視した価格」になっていると言うことです。

私はこの取り組みの前までは何気なく、農家さんはお米・野菜などの農作物を作る “生産工場者” のように機械的に見ていた所が無意識にあったように思います。
そこで、生産者の立場を理解するために、コメ作りを体験したり、畑を借りて野菜作りを行ないながら農業の実情話を伺い、農と食の大切さを学びました。
農業の現場には私たちと同じ様に家族がいて一緒に生活している農家さんが居て、家族総出で農作物の生産に励んでいることに遅ればせながら気が付かされました。

そしてこうした経験からの考え方が、当店の経営理念にある

 “お米が結ぶ心のきずなを大切に” をモットーに、“農と食を支える応援団”となって都会の皆様と一緒に農家さんを応援しています

に繋がっています。

話を本題に戻します。

お米の価格については今年も収穫の目安が立つ稲刈り時期前後に確認しますが、天候等の影響でよほどの凶作・豊作でなければ基本的にお米を作る費用は大きく変わりませんので、今年も同じ価格で買い支えます。
これからも皆様のご理解・ご支援の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

最後までお付き合いくださいましてありがとうございました。

令和3年度産の新米の生育状況と入荷時期について

令和3年度 山形県南陽の田んぼ

 今年は8月中旬 と 9月初旬に長雨や低温が多かったことで野菜などの高騰が見られるため、当店のお客様からもお米の生育状況を心配する声が聞かれました。
 そこで当店の提携米の生産者の方々に、今年の新米(令和3年度産米)の生育状況について伺いました。
不安定な天候の中で頑張っている生産者を応援して下さい。

令和3年度産の新米の生育状況と販売予定日

※ 皆様にお届けする “提携米” は、田んぼが決まっています。 刈取り後は、「籾摺り乾燥調製」 や 「農産物検査法に基づく米の検査」 などの工程を経た上で出荷されます。

なお、今秋から新しいお米の取扱いを始める予定です。 
詳細が決まりましたらお知らせする予定です。 お楽しみに。

招き猫 (完成)

先日から塗り直している招き猫が完成しました。
完成までの経緯を書かせていただきます。

ぶっつけ本番で色を塗っていくのは怖いので
次男の所の孫たち(長女 小2、次女 年長)に設計図をお願いした所、
下のような絵が出てきました。

どちらもキラキラした感じで困ってしまったので、私は尋ねました。
 私「どうして、この模様にしたの?」
 長女「ミケコが元気ないでしょ。だから元気になるようにミケコ柄にしたんだよ。
    ちなみに目は米屋だから米って漢字にしたんだ(笑)」

ミケコというのは家で飼っている19歳になるオカメ猫のことで、ここのところ夏バテ気味で食欲が減って急に元気がなくなっていたので、心配してとの事のようでした。

ミケコ
ちょび髭模様の顔に、お腹のハート柄がチャームポイント

米の漢字はともかく、ミケコの特徴であるオカメ猫柄やハート柄、
そして元気になってほしいという気持ちに賛成だったので
思い切って長女の案を採用する事にしました。

とは言っても塗装するのは次男にお任せで、
次男はというと夏休みの時間を使って孫と一緒に毎日少しづつ塗って完成くれました。 

完成した招き猫はこちら

ミケコ柄の招き猫が完成

私たち家族は見慣れた模様なので、すぐに愛着が湧き大成功。

数年前までは店先のショーウィンドウから表を眺めていたミケコ。
「動かないから招き猫みたいだね」なんて話していたことを思い出しました。

ただ、ミケコはというと、完成を迎える1日前に天国へ旅立って行きました。
一度も病気にかからず19歳は大往生だと思います。 
今までありがとう。天国で安らかに眠って下さい。

心配してくれていた孫たちは悲しんでいましたが、
ミケコ柄の招き猫を自分たちで完成させたので気が紛れているようです。
そんな孫たちの姿に大人も助かっています。

ミケコ柄になった新しい招き猫はレジ奥の棚に鎮座しています。
来店の際には眺めてやって下さい。

息子からのプレゼント GridJapan に記事を書いていただきました

以前、ちいさな島 の永井聡史さんから GridJapan(仕事に情熱を燃やしてやり抜く人々の人生の1ページを映像と文章と写真で表現する肖像画サイト)の話を頂いたのですが 、“動画は苦手” だったので別の機会にと言ったまま時間が経っていました。 
今回、息子(次男)から”父の日のプレゼント”ということで改めて話をもらい、やってきたことを残す良い機会と捉えて記事にしていただく事にしました。

https://www.gritjapan.com/やり抜く人々/戸辺米穀店-店主-戸辺政光さん

米屋を継いだきっかけや、その当時に考え今に至る思いを恥ずかしながら語らせていただいています。 1人でも多くの方に興味を持っていただけたら幸いです。