2023 子供たちの「稲刈り体験」 in 鴻巣

子供たちが6月に田植え体験をした田んぼの収穫・稲刈り体験が埼玉・鴻巣市の青空の下で行なわれました。
記録に残る猛暑となった令和5年のコメ作り、気になる稲はたわわに首を垂れていました。

米作り農家の寺山さんから刈取りの説明を聞くと、子供たちは鎌を手に稲を刈り始めた。
2年連続で参加した子供は体が覚えているのか手慣れた手つきで、動きがスムーズである。
今年は田んぼ脇に寺山さんが探して来て下さった昔の農具「千歯扱き」を置いて、刈り取った稲穂を手に脱穀作業も体験しました。
その後、途中からは田んぼにコンバインが入ってきて、機械による刈取りのスピードに歓声が上り、驚きと収穫の喜びに笑顔溢れる子供たちでした。
尚、収穫されたお米(彩のかがやき)は所定の米穀検査を受け、他のお米と混ざらないように米袋に印を付け弊社に配送され、参加者にお渡しする事になっています。

今年で2回目となりましたが、お米作りの体験だけでなく都会や学校では味わうことのできない自然や動物との触れ合いは、子供たちの脳裏に焼き付きいつまでも記憶に残り、情緒豊かな心を育むことと確信しております。
一緒に参加した親御さんにとっても、農家の寺山さんから直に農業の現状やコメ作りの話を聞くことが出来、併せて農機具や作業施設を拝見させて頂き、改めて農業の大変さ・大切さに気付かれた事と思います。

そして最後になりましたが、子供たちのお米作り体験を快く引き受けて下さっている “てらやま農園” の寺山さんご夫妻様、そしてご子息ご夫妻様に心より感謝申し上げます。

令和5年産・ 新 米 『 品質 と 価格 と 入荷予定日 』 

全国的な猛暑の中、米どころと言われる “ 関東・北陸・東北・北海道 ” においては今迄にない暑さに見舞われ、「稲の高温障害」が心配されているのは報道の通りです。
皆様に提供している “提携米” も同様で、一部分が白くなるお米(白未熟粒)が通常より多く発生することが危惧されていますが、炊いたお米の食味に問題はなく、安心してお召し上がり下さい。

そして食料品の高騰が続く中、一番気になるのがお米の価格です。
当店では持続可能なお米の生産・供給を図るため、需要と供給で価格が決まり生産者手取りが安定保証されない市場価格で決めるのでは無く、「生産者の方々がこれからも作り続けることが出来る価格 (再生産可能な固定価格) 」を提携生産者と話し合い決定し、お客様にご提供させて頂いております。
しかし、昨年より生産資材や運送費等が高騰しているため、価格の見直しを協議しています。
生産コスト上昇分を価格転嫁せざるを得なくなった節は、ご理解を賜りたくお願い申し上げます。

新米の入荷予定 は、ほぼ例年通りです。

10月10日頃  富山・林さんのお米 「富富富(ふふふ)」
10月15日頃  新潟・丸山さんのお米 「コシヒカリ」
10月20日頃  山形・南陽おいしい米の会 「つや姫」
10月20日頃  山形・南陽おいしい米の会  「ひとめぼれ」「はえぬき」
10月20日頃  福島・あいづ農園さんのお米「コシヒカリ」「煌(きらめき)」
10月25日頃  福島・大竹さんのお米 「農薬不使用栽培米 コシヒカリ」
11月10日頃  埼玉・鴻巣 特別栽培米部会さんのお米 「彩のかがやき」

2023 子供たちの田植え体験 in 鴻巣

台風2号の影響で昨年より1週間遅れとなりましたが、今年も6月18日に埼玉・鴻巣市の農家さんの協力を賜り “子供たちのお米作り:田植え体験” を行なってきました。

田んぼに着くなり、虫やカエル採りと田んぼの中を駆け巡り歓声が上がります。
そんな子供たちの気持ちを抑え、今日の目的の田植えの説明を受けた後、二手に分かれてイネの苗(埼玉の奨励品種:彩のかがやき)を手で植えました。
体験を通して自分たちが食べているお米がどの様に出来るのか?、自らの肌で感じ・楽しみながら農業の大切さを知って頂けたら嬉しいと思います。

昼食後には、農家さんが使っている農業機械の数々、農地を耕す「トラクター」、イネの苗を植える「田植え機」、収穫・脱穀をする「コンバイン」などを見せて頂いて、各々の使い方を学んできました。
今後の予定としては、8月に成長観察&草取り、10月中旬に稲刈りを行なう予定です。

帰りにイネの苗を少し分けて頂き、翌日に店脇に設置した “ミニ田んぼ” に植えました。
店の前を通った時にはチョット覗いて見て下さい。

暑さに強い 「高温耐性品種のお米」

気象庁は、今年2023年(令和5)3月の平均気温は41都道府県で過去最高となり、観測史上最も暖かい3月と発表しました。さらに4月の平均気温も東北と北日本は1946年の統計開始以来、4月としては83年と並ぶ最高記録となったと発表しました。
いまから今夏の暑さが心配されますが、温暖化の影響は既に我が国の農業・水産業に顕著に現れています。
水産業では、海水温の上昇により魚の回遊やノリ・ホタテの養殖に大きな影響を及ぼしています。果樹では、リンゴ・ブドウの着色不良やミカンの浮き皮・日焼けが、そして畜産では乳用牛の乳量や鶏の産卵率の低下等々が指摘されています。

水稲(米)も同様で、登熟期の暑さなどが影響して白未熟粒や胴割れ粒など品質の低下したお米が各地で表面化し、温暖化による高温障害が深刻な問題となっています。
当店で取扱う提携米においても令和元年産の新潟県産コシヒカリで、その翌年の令和2年産には福島県産のコシヒカリで高温障害の影響が見られ、被害はもう既に身近に起きていると実感させられました。

今までの水稲の育種・開発を振り返ってみますと、寒さに対応した品種改良や低タンパク質化・低アミロース化を推進してきたように思います。
そしてその後、温暖化の影響が見られ始めてからは各県で暑さに強く障害が起きにくいお米=高温耐性品種への開発が進められ、導入産地では栽培技術の普及に取り組んでいます。
品種別に見ますと、主食用では「にこまる」・「つや姫」・「きぬむすめ」・「おいでまい」・「彩のきずな」等々数多くデビューしています。
また主食用では無いのですが、日本酒を造る時に使用する “酒造好適米(酒米)” にも高温耐性品種が開発されているようです。

こうした温暖化状況下において、現在当店で取扱う「暑さに強く障害が起きにくい “高温耐性品種のお米” 」は、① 山形・南陽おいしいお米の会の「つや姫」と ② 富山・黒部 林さんの「富富富(ふふふ)」の2品種で、双方とも食味が良くお勧めのお米です。

尚、当店HP “富山・林さん” の紹介ページにおいて “富富富(ふふふ)” を開発した富山県農業研究所のインタビュー動画 「気候変動に負けない強い米」がご覧頂けます。
研究者の情熱と開発の意義が伝わる必見動画です。是非ご一見下さい。

営業時間 & 定休日 を変更します

店主の病気発症 ≪脳幹部出血 (脳出血)≫ では、ご心配をお掛け致しました。
1ヶ月半の入院を経て退院致しましたが、完治は難しく、再出血しない事を望むと言われています。
その為、運転中に再び発症してしまう事態を考慮し、申し訳ありませんが配達は止めさせて頂き、「 店頭販売 と 宅配便発送 での営業 」に変更しております。

更に 2023年5月14日 より 『 営業時間 と 定休日 』を下記に変更致します。
ご迷惑お掛け致しますが、ご理解賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 

営業時間  午前9時 ~ 午後7時(※ 閉店時間が変更になりました)

定 休 日   日曜 ・ 月曜 ・ 祝日 (※ 月曜日も定休日になりました)

有機JAS の 格付表示業務 を廃止(終了)しました

戸辺米穀店では「有機農産物認証小分け業者」の資格を取得して2001年(平成13)4月より “有機格付表示業務” (以下、有機業務) を行ない、皆様に『有機JASマーク』を貼付した有機JAS認証米を販売してきましたが、2022年(令和4)11月末に店主の病気発症「脳幹部出血(脳出血)」に伴い今後の有機業務を考慮・検討した結果、維持・継続することが困難との判断に至り、2023年(令和5)3月31日をもって有機業務を廃止(終了)する事に致しました。

この廃止に伴い、提携米の有機農家・大竹さんのお米に有機表示が出来なくなりました。  したがって、当店では 2023年 (令和5) 4月 1日より 大竹さんのJAS有機コシヒカリ は『福島・大竹さんの農薬不使用栽培コシヒカリ』 と商品名を変更して販売を継続致します。今後とも ご支援 ご愛顧の程 よろしくお願い申し上げます。  

退院しました

店主、退院しました。
お客様から温かい励ましのお言葉を頂き、感謝申し上げます。
目に見える大きな後遺症は無く、普通に話ができ、歩けます。
しかし退院したとは言え、脳幹部出血を発症したため無理は出来ません。
また、車の運転は公安委員会の適性検査等の手続に合格しないと運転できない状態です。
そのため配達は出来ず、今後も “店頭販売” と “遠方の方への宅配便発送” で営業を続けさせて頂きます。
尚、白米・玄米の他に “分搗き米” の承りが可能となります。
お客様にはご迷惑お掛けしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

年末年始の営業のお知らせ

 11月末から店主が入院している状況は変わりませんが、店頭販売のみで営業を続けさせて頂いております。 ご迷惑をおかけしているにも関わらず、来店されたお客様からは励ましのお言葉を頂き、家族一同、感謝しております。

 店主は入院中ですが、話も出来る状態で、現在はリハビリを続けています。
1月には退院できるかと思いますが、退院後も店頭販売は続けさせて頂く事になるかと思います。 ご迷惑お掛けしますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。

また遅くなりましたが、年末年始の営業日が決まりましたので連絡させて頂きます。

<仕事納め> 2022年12月30日(金)
<仕事始め> 2023年01月05日(木)
 ※2022年12月31日~2023年01月04日が休暇期間

寒い日が続きますが、お体に気を付けて良いお年をお過ごし下さい。

12月の営業について

11/28(月)より店主入院の為、以下の対応をとらせていただきます。

・配達は出来ません。店頭販売のみとさせていただきます。
・分搗き対応が出来ません。 白米、玄米のみの販売となります。
・メールは息子が不定期に確認しています。電話にて直接お問合せ下さい。 
・たまご、野菜の販売は11月いっぱいで終了としました。ご利用頂きありがとうございました。

また、状況が変わりましたら、HPやSNSにて連絡させていただきます。

ご迷惑おかけしますが、ご理解のほど宜しくお願いします。

子供たち の 稲刈り体験 in 鴻巣

田植え や 草取り の体験をしてきた田んぼのお米(彩のかがやき)が収穫時期を迎えたので、10月16日に稲刈りをして来ました。

鎌で手刈り
始めは、鎌を使った手刈りでの稲刈り体験です。
子供たちは直ぐにコツを掴み、手際良く稲が刈られて行きました。

コンバインで刈る
途中からは、田んぼに コンバイン が入って、機械による稲刈りを見学しました。
手刈りとは違い、早いスピードで稲が刈られる様子に子供たちは目を輝かせていました。

脱穀する
最後は、自分達が刈った稲を脱穀(稲からモミを取除く)する作業の手伝いです。
刈り取った稲穂を子供たちが運び農家の寺山さんに手渡すと、目の前でコンバインに漉き込まれて行く稲穂に “収穫の喜び” を感じている様でした。

収穫したお米
体験田で収穫したお米(彩のかがやき)は米穀検査を受けた後、他のお米と混ざらないように JA (農協)を通じて弊社に配送され、そして参加者家族にお渡しすることになっています。

『自分で苗を植え、育った稲を自分で刈り取り、収穫したそのお米を自分で炊いて食べる』という、 “究極の至福ごはん” をお召し上がりください。

感謝
最後になりましたが、子供たちの農業体験にご尽力を賜りました農家の寺山さん、そしてJA関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

そしてこの機会に、「お米(ごはん)および野菜・肉・魚など食べ物の裏側には、一次産業(農林漁業)に従事する生産者がいる」という事を皆様に再認識して頂けたら幸いです。