このページでは、有機JASマークを表示する為のルールについて書いていきます。
先ず、JASについて説明します。
日本農林規格等に関する法律(JAS法)に基づくJAS制度は、食品・農林水産物や
これらの取扱い方法などについての規格(JAS)を国が制定するとともに、JASを
満たすことを証するマーク(JASマーク)を表示できる制度です。
そのなかの一つ、“有機JAS規格” とは、「有機農産物」 ・ 「有機農産物加工食品」 ・
「有機畜産物」 ・ 「有機飼料」 ・ 「有機藻類」のJAS規格の事を言います。
そしてお米や野菜など、有機農産物の日本農林規格 (有機JAS) を満たし、適合した
生産が行なわれている農作物が “有機JAS農産物 (総じて有機食品)” となります。
これが 『有機JASマーク』 です。
有機JASの規格を満たす農作物に付すことが出来ます。 (資格取得者のみ可能)
このマークが無い農産物と農産物加工食品に、『有機』、『オーガニック』などの名称の表示や、これと紛らわしい表示をすることは法律で禁止されています。
戸辺米穀店では「有機農産物認証小分け業者」の資格を取得して2001年(平成13)4月より “有機格付表示業務” (以下、有機業務) を行ない、皆様に『有機JASマーク』を貼付した有機JAS認証米を販売してきましたが、2022年(令和4)11月末に店主の病気発症「脳幹部出血(脳出血)」に伴い今後の有機業務を考慮・検討した結果、維持・継続することが困難との判断に至り、2023年(令和5)3月31日をもって有機業務を廃止(終了)する事に致しました。
この廃止に伴い、提携米の有機農家・大竹さんのお米に有機表示が出来なくなりました。 したがって、当店では 2023年 (令和5) 4月 1日より 大竹さんのJAS有機コシヒカリ は
『福島・大竹さんの農薬不使用栽培コシヒカリ』
と商品名を変更して販売を継続致します。
今後とも ご支援 ご愛顧の程 よろしくお願い申し上げます。
有機JAS(有機食品)の規格は、国際食品規格と同一規格
FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)により設置された国際的な
政府間機関であるコーデックス委員会が定めた 国際食品規格 (コーデックスガイドライン)
を我が国が取入れ準拠し、日本農林規格の中に「有機食品検査認証制度」を創設・
制定し、諸外国と相互承認された規格で定めた内容となっています。
有機JAS規格は厳しく定められていて、一般の消費者の方々が内容を理解するには
難しい部分が数多くあるため、農林水産省のHPから参考になるところを以下に抜粋・
記載しますので興味ある方はご覧下さい。
1. 有機JASの規格 その他の基準 (農林水産省)
↑「有機食品検査認証制度」などの詳細が紹介されています
2. コーデックス委員会 (農林水産省)
3. 知っておきたい食品の表示 (消費者庁)
↑ 食品表示法に基づく詳しい内容が紹介されています
上記事項で分かりにくい点がありましたら、説明いたしますので気軽にご連絡ください。