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4. 地域を農家を丸ごと食べよう

(a) 地域に適したお米の作付け

産地 早生品種 晩生品種
千葉県 はなの舞
ふさおとめ
コシヒカリ
新潟県 新潟早生
ゆきの精
コシヒカリ
山形県 ひとめぼれ
ササニシキ
はえぬき
 お米を生産する現場ではその地域において少し早く収穫できる早生品種と、 それより遅れて収穫される晩成品種を組み合わせて作付けするのが慣行です。

お米は自然の恩恵をうけて育ちますので単一の同じ品種ばかりを作付けした時に、 悪天候(低温・日照不足等)が続いたり、病害虫が発生したりすると被害が集中してしまいます。

また、収穫適期に雨になると田んぼが乾くまで稲刈りが出来なくなります。
田んぼに入れない状態が長く続くと刈り遅れとなり、品質を低下させ、コメの評価を 落とすことになるばかりか、少ない労働力(家族)のなかで作業を短期間により一層集中させなければなりません。

こうしたことから生産の現場では「被害の分散」と「作業の分散」が出来るよう地域に 適した数種類の品種を選び、上図のようなお米を作付けするようになったのです。


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