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新潟・丸山さんのお米


丸山作司さんとの出会い

 故丸山作司さんが生前に熱く語った農業への思いは幾人もの人々を感銘させました。その代表は、西口敏治著「農業のたいせつさ 知った」(1992年発行)の中で紹介された和光小の子どもたちへの手紙の一節と思います。そしてその内容は16年もの歳月を経過した今の時代でも通用するメッセージとなっています。 著者・西口敏治先生の承諾を得て、その一節を転載いたします。

じっちゃんからのメッセージ

 農業とは、太陽の光線と水と空気と農地を使って、ものを生産する職業であるということです。 今われわれが享受している便利な生活、そのほとんどは工業から作られたものです。工業の製品は、一部農畜林産物もありますが、大部分は有限の地下資源を原材料としています。いつか掘りつくす時がくる。 おまけに金あまりの日本は、土地をつり上げ、都会の中心にはまじめに働く人が住めない地価にし、リゾート開発に名を借りて山の木を切り、山肌を削り、ゴルフ場やスキー場を作り、環境を破壊して農薬をまき散らして、水源地を汚して平然と金もうけにはしっている。原発を推進して放射能をまき散らし、その燃えかすを青森県の六ヶ所村に埋めようとしている。何十年間ののち、ドラム缶がくさり、太平洋、日本海に流れ出した時のことを思えば、肌にあわが生じます。高度成長は山に人が住めなくなった、山が荒れて少しの雨で災害が起きる、たいせつな飲料水が汚れる。うぬぼれた人間は、自然を征服したなどと豪語しているが、自分も地球の生物の一員であることを忘れている。虫を殺し、獣を殺し、鳥を殺し、魚さえ沿岸には住めないようにする、いずれそのつけが人間に回ってくることを知らずに慢心している。 農山村というのは、今の経済でははじけない、重要な役割をもっているということを、特に都会の将来ある若い人たちに知ってもらいたい。米の問題も、そうした広い視野から、農業や林業や漁業に携わっている、いわゆる第一次産業の人たちを生かすことが、やがてすべての国民や人類を生かすことになるという視点で、ものを考えてもらいたいと、切に願うものであります。


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