栄養周期理論に基づく栽培方法を取り入れ、 百姓魂を燃やしながら美味しいお米作りに励んでいいます。

（1）地勢

　杉田さんの住む町は、千葉県北西部の利根川流域に位置する平坦で豊かな水田地帯です。 町の歴史は古く、紀元前からすでに丘陵地を中心に集落が形成され、その跡に貝塚が残っており、多くの石器や土器が出土しています。 江戸時代には、江戸と東北地方からの物資を河川に依存していたことから中継基地として大変な賑わいを示したと言われています。

（2）米作りは、"栄養周期理論"に基づいた栽培方法

杉田さんの米作りの秘訣は、"栄養周期理論"に基づいた栽培方法。 それは、｢稲を丈夫に育てるために根を十分に張らせて葉や茎を伸ばし、稲に必要な四大成分である窒素・リン酸・カリ・カルシウムを生育に応じて与えていく方法｣です。 自然の摂理に逆らわず稲と対話しながら成長する過程の節々に杉田さんの思いが添えられ育てられたお米は、太陽エネルギーの力を米粒にギュッと蓄えられ、とくにリンとカルシウムを多く含有すると言います。 そして、農薬や化学肥料の使用を当地比の５割減に抑え、百姓魂を燃やしながら美味しい米作りに励んでいます。

（3）杉田和司さんからのメッセージ

炊飯されたお米の特徴としては、ほのかな香りと噛むほどに増す甘味が楽しめます。 また冷めても食味が落ちないため、おにぎりや混ぜご飯にも適します。 染みわたる味覚をご賞味下さい。